春を彩るムラサキハナナ(紫花菜)が、香川県坂出市の番の州公園で見頃を迎えた。青紫色のかれんな花約4万本が風に揺れ、来園者の目を楽しませている。


かれんな青紫の花を付けるムラサキハナナ=香川県坂出市、番の州公園

かれんな青紫の花を付けるムラサキハナナ=香川県坂出市、番の州公園


 ムラサキハナナはアブラナ科の一年草で、原産地は中国。同園では園北側の松食い虫の被害木などを伐採した跡地を活用し、2010年から種をまいて栽培している。

 今年は約800平方メートルで栽培。同園の管理事務所によると、昨秋の厳しい残暑と少雨の影響で苗の一部に生育不良が見られたが、大部分は順調に成長した。平年同様、今月中旬に入り、直径1センチほどの花を10個、20個とつけ始めた。

 見頃は4月上旬まで続く見通し。同管理事務所は「木漏れ日の中を歩き、花の色や香りに癒やされてほしい」としている。

(四国新聞・2022/03/29掲載)

番の州公園



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