瀬戸内国際芸術祭2022に訪れた鑑賞者らに憩いの場を提供しようと、同芸術祭実行委(会長・浜田知事)と四国化成工業(丸亀市)は8日、休憩や食事ができるスペース「パークレット」を高松港県営桟橋近くのイベント会場に設置。同日、報道関係者に公開した。開設期間は14日から11月6日までで、瀬戸芸会期中はパークレット横で弁当や軽食を販売。島々と高松港を行き来する来場者や市民に利用してもらう。


瀬戸芸期間中、気軽に休憩や食事ができる「パークレット」

瀬戸芸期間中、気軽に休憩や食事ができる「パークレット」。奥に見えるのはフェリー「めおん」=高松港


 パークレット事業への参入を模索する同社に、同実行委が呼び掛けて実現した。広さは約80平方メートルで、眺望や感染対策にも配慮し、一定間隔を保つことができる2人掛けの座席とテーブル12台を海側に向けて設置。雨や日差しを遮る帆布のシェード付きで夜にはライトアップも行う。

 また、同実行委は来場者に「食」を通じて瀬戸内の魅力を感じてもらう「食プロジェクト」として、パークレット横に「高松港 食のテラス」を併設。春、夏、秋会期の計105日間、毎日4~6店がブースやキッチンカーを出店し、7:00~10:00、16:00~19:00の2回、オリーブ牛などの県産食材を使った弁当や軽食などをテークアウト形式で提供する。

(四国新聞・2022/04/09掲載)



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