香川県高松市仏生山町の複合施設「仏生山の森」でバラが見頃を迎えた。同施設は今春、緑化活動の推進に功績があった個人、団体をたたえる「緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰」を受賞。記念としてバラやハーブを育てているオープンガーデンを31日まで無料開放している。


総理大臣表彰の受賞を記念して無料開放しているオープンガーデン。多彩な品種のバラが見頃を迎えている=香川県高松市仏生山町、仏生山の森

総理大臣表彰の受賞を記念して無料開放しているオープンガーデン。多彩な品種のバラが見頃を迎えている=香川県高松市仏生山町、仏生山の森


 仏生山の森は県農業試験場跡地に整備した施設で、飲食店経営の平井料理システム(同市)がレストランやカフェ、庭園、農園などを運営。バラは約2千平方メートルあるガーデンを中心に約45種類計約185本を育てており、日本生まれの品種で赤い花をつける「いろは」や紫色の花びらが重なり合う「レイニーブルー」など色とりどりのバラが優美な姿と香りで来場者を魅了している。

 総理大臣表彰の県関係の受賞は9年ぶり。仏生山の森は、庭園や農園で収穫した野菜やハーブを取り入れた食事を提供しているほか、草木や花を通じて地域住民らと交流を図っており、食と緑の融合を目指した取り組みが評価された。

 オープンガーデンは中学生以上が入園可能だが、ハイヒールは禁止。時間は午前10時から午後6時。施設の担当者は「バラをはじめ、ガーデン全体の草花の取り合わせを楽しんでほしい」と呼びかけている。

(四国新聞・2022/05/18掲載)


仏生山の森



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