香川県高松市浜ノ町のJR高松駅構内に、三国志を題材にした巨大なねぷた絵が登場した。迫力ある武将らの姿に乗降客らが足を止めて見入っている。29日まで。


巨大なねぷた絵に見入る乗降客=香川県高松市浜ノ町、JR高松駅

巨大なねぷた絵に見入る乗降客=香川県高松市浜ノ町、JR高松駅


 ねぷた絵は、琴平町で27、28の両日に開かれる「四国金毘羅ねぷた祭り」をPRするため設置。祭りは同町と青森県弘前市が連携し、新型コロナウイルス感染拡大の影響で3年連続中止となった「四国こんぴら歌舞伎大芝居」の代替イベントとして行う。

 ねぷた絵は約3メートル四方の大きさで、弘前市を代表する絵師の三浦呑龍さんの作品。「三国志の英雄」として知られる曹操が、ナシの木の精に悩まされたというエピソードを基に制作された。15日に同町の職員3人が駅2階の壁面に飾った。

 弘前市出身で祭りを発案した同町の谷口信平副町長(32)は「ねぷた絵を見て興味を持ってもらい、ぜひ、祭りにも足を運んでほしい」と話した。

(四国新聞・2022/05/18掲載)


四国金毘羅ねぷた祭り(琴平町)



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