花の美しさから世界三大花木の一つとされるジャカランダが香川県坂出市の番の州公園で開花し、青紫色の涼しげな花が初夏を鮮やかに彩っている。


青紫色の鮮やかな花を咲かせるジャカランダ=香川県坂出市、番の州公園

青紫色の鮮やかな花を咲かせるジャカランダ=香川県坂出市、番の州公園


 番の州公園管理事務所によると、ジャカランダはブラジルやアルゼンチンなど南米を原産とするノウゼンカズラ科の樹木で、カエンボク、ホウオウボクと共に世界三大花木とされる。春から初夏にかけて紫色の花を咲かせることから、「紫雲木」という和名を持っている。

 番の州公園で植栽している19本のうち、今年は番の州公園事務所前のツルバラ花壇の1本と西駐車場近くの花壇の1本の計2本が13日ごろに開花。ともに高さ2メートル弱の木に、長さ3センチほどの釣り鐘状の花が一つの花房に数十個咲いており、来園者の目を楽しませている。

 番の州公園事務所によると、見頃は今月いっぱい。「5月の気候がよかったため、順調に花が咲いた。残りの木は来年以降、順次開花するのを期待しており、今年はこの2本の花をアジサイと共に楽しんでほしい」と呼びかけている。

(四国新聞・2022/06/22掲載)



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