ヒマワリ風車、猛暑に涼呼ぶ 関係者ら280本手作り 東かがわ・白鳥神社
境内に数多くの風車を飾っている香川県東かがわ市松原の白鳥神社(猪熊兼年宮司)に、新たにヒマワリをイメージした黄色い風車280本が季節限定でお目見えした。猛暑の中、風を受けるとくるくると回り、参拝者の心にひとときの涼を届けている。今月末まで。
同神社は昨年9月下旬、新型コロナウイルスの影響で地域や神社の行事が中止や延期となる中、「いい風が吹くことで物事が良い方向に回りますように」との願いを込めて、風車の設置を企画。「かざぐるま回廊」と題して社務所近くの表回廊に木枠を取り付け、色とりどりの1030本を飾り付けている。
このうち一番目立つ部分にある280本は参拝者に四季の移ろいを感じてもらえればと、正月は紅白、春は桜をイメージしたピンク系の風車を用意するなど、時季に応じて変更しており、今回は夏らしく“ヒマワリ”の装いにした。
ヒマワリの風車は直径約20センチで、神社関係者やボランティアが黄色とオレンジのクリアファイルを花の形にはさみで加工して組み合わせた手作り品。
同神社は「風車を見た方が、ヒマワリのように明るい気持ちになってもらえたらうれしい」としている。
(四国新聞・2022/08/11掲載)