美しい景観と音楽を 3年ぶり、「天空ミュージック」 屋島山上・10日から
交流拠点施設「やしまーる」がオープンした香川県高松市の屋島山上が舞台となる音楽イベント「天空ミュージック2022」(屋島山上ライブイベント実行委主催)が、10日から開かれる。24日までの週末を中心に5日間の日程で実施。実力派ミュージシャン4組が山上から眼下に広がる美しい景観に包まれる中で演奏を繰り広げ、心安らぐひとときを提供する。
新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となることから、「BACK TO THAT MOMENT(あの瞬間を再び)」をテーマに掲げた。
幕開けとなる10日は、MISIA(ミーシャ)さんのツアー参加経験がある歌手ギラ・ジルカさんがポップスなど耳馴染みの曲を熱唱。16日は歌手ウィリアムス浩子さんが小沼ようすけさんのギター演奏をバックに洗練された歌声を披露する。17日はトランペット・ボーカルのヒロ川島さんが地元演奏家らとバンドを結成し、心地よいボサノバサウンドを響かせる。
フィナーレとなる23、24日は高松市出身のギタリスト小倉博和さんが登場。福山雅治さんら大物ミュージシャンの作品に関わる実力派が、屋島の穏やかな風景をイメージして作曲したオリジナル曲などで聴衆を魅了する。
天空ミュージックの企画・制作を手がける「街角に音楽を@香川」は「交流拠点施設のオープンによって新たな風景が生まれた屋島で、魅力的な音楽を楽しんでほしい」としている。
国の感染拡大予防ガイドラインに基づき実施。開演時間は10、16、17日が午後6時、23、24日は午後6時半。会場は「れいがん茶屋」と「屋島の宿 桃太郎」のいずれかの周辺。
10、16、17日は観覧無料だが、23、24日はチケット(2500円)の事前購入が必要。両日とも定員30人に限定する。2日午前10時販売開始。詳細は「街角に音楽を」のホームページ参照。琴電屋島駅からシャトルバスが運行する。問い合わせは同団体、電話087-851-5855。
(四国新聞・2022/09/01掲載)