丸亀城内を多彩な光で彩る「丸亀城キャッスルロード2022」(丸亀市観光協会主催)が10日にスタートする。共に国重要文化財の大手門から天守まで続く園路や石垣をイルミネーションや竹明かりでライトアップ。プロジェクションマッピングも加えて光と影の幻想的な空間を創出し、夜の丸亀城の魅力を満喫してもらう。11月23日まで。


月菜汁を振る舞うウィルミス丸亀のメンバー


 キャッスルロードは、夜型観光の充実を目的に2017年から開催。目玉になっている大手一の門とすぐ横の枡形石垣のプロジェクションマッピングでは「塩飽水軍(塩飽大工)」をテーマに、廻船や白壁造りの二連式の蔵「夫婦倉」などを浮かび上がらせる。恒例の見返り坂の光のトンネルや、本丸での万華鏡のような光の演出も必見。
 初日の10日は2年ぶりとなる「丸亀城ナイトフェスタ」を大手門広場で同時開催。ステージでジャズやお笑いのライブを繰り広げ、キッチンカーや市内飲食店のグルメを販売する。夜間特別開館する天守の入館半券を持参すれば、地域活性化などに取り組む女性団体「WillMs(ウィルミス)丸亀」が普及を進める丸亀市のイメージソングに登場する「月菜汁」の無料接待もある。


提供される月菜汁のイメージ


 ナイトフェスタは午後5時に始まり、キャッスルロードの点灯式は同6時半から。期間中の点灯時間は午後5~9時。天守の夜間開館は土日・祝日に実施。入館料は大人200円、小・中学生100円。問い合わせは丸亀市観光協会、電話0877-22-0331。

(四国新聞・2022/09/10掲載)



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