丸亀市は瀬戸内国際芸術祭秋会期に合わせ、香川県丸亀市沖の広島で独自のアートイベント「瀬戸内HOT広島プロジェクト」をスタートした。島に移住した若手の画家や陶芸家の作品を展示したほか、島の特産品の販売や体験ツアーを企画。秋会期開幕前には展示施設を彩る海にちなんだ装飾品作りのワークショップがあり、若手作家2人と子どもたちが作品づくりに熱心に取り組んだ。


ワークショップで作品制作に取り組む子どもたち=丸亀市大手町、市生涯学習センター

ワークショップで作品制作に取り組む子どもたち=丸亀市大手町、市生涯学習センター


 同プロジェクトは瀬戸芸会場の本島を訪れる観光客らを会場以外の広島などにも誘引し、より大きなにぎわいにつなげるのが狙い。11月6日までの会期中の土、日曜と祝日の延べ14日間を中心に、島内の広島コミュニティセンターや江戸時代の廻船(かいせん)問屋・尾上家の邸宅「尾上邸」、宿泊施設の島旅農園「ほとり」に展示した若手作家や、今夏の「HOTサンダルプロジェクト」で創作した学生らの作品を公開する。
 ワークショップは24日に同市大手町の市生涯学習センターであり、市内の園児と児童計14人が参加。展示にも参加する移住7年目の斉藤茉莉さん(32)と同4年目の田嶋里菜さん(30)が講師を務めた。
 子どもたちは大きな紙に人魚などの絵を描いたり、流木や貝殻、食品トレーなどを組み合わせてクラゲやタコ、ウツボなどの生き物をイメージした立体作品を作ったりした。城南小4年の児童(9)は「大きいイカを作った。顔をリアルに描いたので多くの人に見てもらいたい」と声を弾ませた。
 子どもたちの作品は田嶋さんも展示する同センター2階の廊下などに飾られ、「2階からは本物の海も見える。子どもたちの作品を使い、島や瀬戸内海の明るい雰囲気を伝えたい」と田嶋さん。斉藤さんは「子どもたちと一緒に童心に返って制作できた。島を訪れたら私の尾上邸での展示も一緒に楽しんでほしい」と話していた。

(四国新聞・2022/09/30掲載)



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