進化するサウンド 日野皓正コンサート 11月29日・レクザムホール きょうチケット発売
日本を代表するジャズトランペット奏者、日野皓正さん(79)が率いるバンドのコンサートが11月29日、香川県高松市玉藻町のレクザムホール小ホールで開かれる。今年80歳を迎える日野さんが気鋭の若手奏者4人と世代を超えて共演。進化を続けるサウンドと年齢を感じさせないパワフルなパフォーマンスが楽しめそうだ。チケットは10月3日から販売する。
音楽イベントを手がける「街角に音楽を@香川」(鹿庭弘百代表理事)が「日野皓正クインテット“BACK TO TAKAMATSU CITY”」と題して開催。日野さんの高松公演は2019年の高松ミュージックブルーフェス以来3年ぶり。同フェスではサンポートの大型テント広場で満員の観客を熱狂させた。
日野さんは東京都出身。9歳でトランペットを始め、デビュー後は「ヒノテル・ブーム」と呼ばれるほどの人気を博した。1975年からは米ニューヨークを拠点に多くのミュージシャンと共演。現在も国内外で活躍しているほか、若手の指導にも注力し、2001年の芸術選奨文部科学大臣賞に選ばれている。
3年前の高松公演では歌謡曲を織り交ぜるなどジャズの枠にとらわれないポップなステージを展開。今回も親しみやすくダンサブルな選曲で、ジャズ愛好家から初心者までが楽しめる内容となりそう。次世代のジャズシーンを担う演奏家との“化学反応”にも注目が集まる。
鹿庭代表理事は「日野さんは日本が誇るジャズ界のレジェンド。若手とぶつかり合う力強いステージを堪能してほしい」としている。
開演時間は午後6時30分。入場料は6600円(全席指定)。問い合わせは街角に音楽を@香川、電話087-851-5855。
(四国新聞・2022/10/03掲載)