讃岐うどん店のサイドメニューとしてなじみの「おでん」を主役に、地域を盛り上げるイベント「YASHIMA SUPER ODEN」が7日夕、香川県高松市の屋島山上のれいがん茶屋で始まった。野菜や魚介、練り物など15種を午後9時まで販売し、夜の観光コンテンツを充実させる。


特製のおでんを買い求める観光客ら=香川県高松市、屋島山上

特製のおでんを買い求める観光客ら=香川県高松市、屋島山上


 交流拠点施設「やしまーる」のオープンに伴い、屋島の夜間の集客を図ろうと、JTBがデザイン会社「人生は上々だ」(高松市)などと連携して企画。9、14、15、16、21、22、28、29日の午後5時半から午後9時まで開催する。
 おでんは、屋島名物のイイダコのほか、大根やキャベツ、ミニトマト、卵などの具材を用意。だしはアサリやノドグロを使った2種類、フレーバーはユズみそなどを好みに合わせて選ぶ。屋島の形をしたこんにゃくなど、この地ならではの趣向が凝らされている。
 東京から瀬戸内国際芸術祭の作品鑑賞で屋島を初めて訪れた男性経営者(25)は「涼しい季節におでんはぴったり。だしが染み、素材の甘さが感じられ、おいしい」と話していた。

(四国新聞・2022/10/09掲載)



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