国内外で活躍するパフォーマーが集う「たかまつ大道芸フェスタ2022」が8日、開幕した。今年のテーマは「待っているよ あの笑顔の場所で」。会場となったサンポート高松や高松市中央商店街などでは爽やかな秋風が吹く中、15組の大道芸人が空中芸やパントマイムなど驚きの技を繰り広げ、大勢の家族連れらを楽しませた。9日まで。


足長パフォーマーに驚きの声を上げる家族連れら=香川県高松市サンポート

足長パフォーマーに驚きの声を上げる家族連れら=香川県高松市サンポート


 フェスタは、同市などでつくる「MUSIC BLUE TAKAMATSU実行委」が主催。13回目となった今年は市中央商店街やJR高松駅など5カ所に会場を設けた。同商店街エリアで開催するのは新型コロナウイルスの影響で3年ぶり。


エアリアルとジャグリングの技に見入る家族連れら=高松市サンポート

エアリアルとジャグリングの技に見入る家族連れら=高松市サンポート


 三豊市出身で空中で演技をするエアリアルの長谷川愛実さんと、ジャグリングの目黒陽介さんの2人組「うつしおみ」は3年ぶりの出演。ドラマチックな音楽に合わせ、地上約6メートルの高さで長い布やリングを使って回転する技を決めると、来場者から大きな拍手が起きていた。
 初出演のパントマイムのコンビ「ZEROKO(ゼロコ)」は、ティータイムをテーマに巧みな演技や効果音を使ってコメディーを展開。来場者を巻き込んで一緒に演じる場面もあり、会場は何度も笑い声に包まれた。身長が約3メートルもある足長パフォーマーも会場を悠々と歩き、子どもたちから注目を集めていた。
 新型コロナウイルス対策のため、受け付けでスタッフが検温を行ったほか、来場者は間隔を空けて観賞した。

(四国新聞・2022/10/09掲載)


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