香川県高松市出身で国際的に活動する航空写真家マイケルひとしさん(55)の作品展が、同市香南町の高松空港で開かれている。米ロサンゼルス国際空港や羽田、成田、高松空港などを上空から撮影し、2010年から今年にかけて発表した作品9点を展示している。6日まで。


作品「タクシーウェイ・イン・ラックス」を披露するマイケルさん(左から2人目)ら=高松市香南町、高松空港

作品「タクシーウェイ・イン・ラックス」を披露するマイケルさん(左から2人目)ら=高松市香南町、高松空港


 マイケルさんは高さ1500メートル以上を飛ぶヘリコプターから、日没後や日の出前の空港、街並みなどを被写体にフィルムカメラで撮影。俯瞰(ふかん)的に航空機や空港の建物、光の動きなどを捉えて独特の色彩やコントラストで表現する。これまでに100点以上の作品を発表し、複数の国際的な賞を受けている。
 高松空港の作品展は「未知なる空港」のタイトルで初開催。ターミナルビル2階国際線出発ロビーに作品を飾っている。メインは20年発表の「タクシーウェイ・イン・ラックス」(縦約1・8メートル、横約1・2メートルの2枚組)。ロサンゼルス国際空港の航空機用通路などを明暗や色が反転するネガフィルムで写し、芸術的な作品に仕上げている。
 「タクシー―」は作品展終了後も常設する。10月21日は同作品の除幕式があり、マイケルさんは「地元高松での展示に胸が熱くなる。視点を変えて見る、ということを作品を通して感じてほしい」とあいさつした。

(四国新聞・2022/11/05掲載)


Aerial Photograpy Michael Hitoshi



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