香川の伝統工芸や地場産業を支える職人と多彩な分野のクリエーターらが連携し、高付加価値の製品を生み出すプロジェクト「SANUKI ReMIX(讃岐リミックス)」の第2弾の作品展示・販売が3日、香川県高松市の玉藻公園披雲閣で始まった。大勢の家族連れらが訪れ、讃岐桶樽(おけだる)や保多織などを活用した独創的な作品を楽しんだ。


讃岐桶樽の作品を鑑賞する来場者=高松市玉藻町、玉藻公園披雲閣

讃岐桶樽の作品を鑑賞する来場者=高松市玉藻町、玉藻公園披雲閣


 プロジェクトはデザイン会社「人生は上々だ」(高松市)や市、JTB(東京)が開催。今年1月に続く2度目の今回は、讃岐桶樽職人とプロダクトデザイナーら3グループが新製品の開発に挑んだ。
 会場には讃岐桶樽のソファーや花器といったコラボレーション作品のほか、第1弾の作品だった丸亀うちわなど計約100点以上を展示・販売。保多織を衣装にしたファッションショーや桜御門でのプロジェクションマッピングもあり、来場者を楽しませた。高松市屋島西町の自営業藤原嘉子さん(81)は「香川に素晴らしい物があるのだと再認識した。すごく感動した」と話していた。
 讃岐リミックス2は6日まで開催。午前10時~午後4時半と、午後5時半~同9時の前後半2部構成。入場料は前半500円(入園料別)、後半千円(同込み)。問い合わせはJTB高松支店(087-822-0033)。

(四国新聞・2022/11/04掲載)


SANUKI ReMIX2



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