日本郵便四国支社(松山市)は21日、弘法大師空海の誕生から来年で1250年を迎えることや、四国遍路の世界遺産登録に向けてアピールしようと、四国遍路を題材にしたオリジナルフレーム切手の販売を始めた。2016年販売の第1弾から内容を刷新。四季折々の札所や仏像などの写真をデザインしている。


四国遍路を題材にしたオリジナルフレーム切手の第9集

四国遍路を題材にしたオリジナルフレーム切手の第9集


 切手は「四国遍路~回遊型巡礼路と独自の巡礼文化~」と題し、写真家の三好和義さん=徳島市出身=が撮影した写真を採用している。各札所の住職がお薦めの一枚を選んだ。
 全9集で構成。県関係の札所は第7~9集に収録されている。価格は1シート(84円切手10枚)1580円。一部の簡易郵便局などを除いた四国4県の郵便局で販売しており、発行は各2千シートの予定。
 この日、香川県庁で贈呈式があり、同支社の安達章支社長が池田知事と四国八十八ケ所霊場会の高吉清文讃岐部会長=曼荼羅寺住職=に手渡し、「観光振興への貢献と世界遺産登録活動を盛り上げたい」とあいさつ。知事は「切手によって関心が高まり、多くの人に訪れてほしい」、高吉会長は「認知度アップへの貢献を期待している」と述べた。

(四国新聞・2022/11/22掲載)


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