四国水族館(香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁)で、ケープペンギンのひなが1羽誕生した。同館で生まれるのは1年半ぶり。ひな特有のグレーの綿羽に包まれ、お父さんやお母さんらに見守られながらすくすくと育っている。


10月に誕生したケープペンギンのひな。お父さんのタイ(手前)やお母さんのパッチ(奥)らに見守られ、すくすくと成長している(四国水族館提供)


 ケープペンギンは主に南アフリカで生息しており、年に2回繁殖期を迎える。同館ではこれまで、2021年2月に「うず」、同年4月に「うた」の2羽が生まれており、今回が3羽目。
 ひなは、ともに同館で飼育する「タイ」が父親、「パッチ」が母親で、10月24日にふ化。誕生時に65グラムだった体重は11月27日現在で1570グラム、体長も25センチほどにまで成長している。性別は不明で、名前はまだない。親子で仲良くくっついて寝たり、よちよちと歩いたり、元気な姿を見せているという。
 同館では現在、県内で発生した高病原性鳥インフルエンザ感染防止対策のためペンギンの展示を休止しており、一般公開は来春となる見通し。ひなの成長の様子は、同館公式ツイッターとインスタグラムに随時画像や動画を掲載していく。同館は「春には大人と変わらないほど大きくなっていると思うが、展示再開を楽しみに待ってほしい」としている。

(四国新聞・2022/11/28掲載)


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