香川県まんのう町吉野の大宮神社(黒木裕司宮司)に、新年の干支(えと)「卯(う)」にちなんだウサギの巨大干支飾りが登場した。黒木宮司は「ウサギのようにぴょんと飛躍する年になれば」と願っている。


氏子らが作ったウサギの巨大干支飾り=香川県まんのう町吉野、大宮神社

氏子らが作ったウサギの巨大干支飾り=香川県まんのう町吉野、大宮神社


 巨大干支飾りは、初詣客を迎える縁起物として氏子らが20年以上前から毎年手がけている。今回は氏子総代会の杉上敏憲会長(75)ら7人ほどが、11月から少しずつ制作してきた。
 ウサギは高さ約3メートル、奥行き約2・5メートル。風で倒れないように土台に鉄骨を使い、竹で作った骨組みに麻布などを重ねて肉付け。表面はシュロの樹皮で覆い、スプレーペンキで着色した。前足を上げて、まるで参拝者にあいさつするかのような、かわいらしいポーズを取っている。
 干支飾りは同神社の「正月名物」として知られ、近年では県外からの参拝客や制作過程を見学に来る人もいるという。杉上会長は「毎年楽しみにしている人も多い。これを見て一年元気で過ごしてもらえたら」と話している。
 干支飾りは2月の節分ごろまで設置する予定。

(四国新聞・2023/1/1掲載)



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