かがわの食HAPPYプロジェクト実行委と香川県は10日、節分に合わせて販売する恒例の新作恵方巻を発表した。今年は、香川名物の骨付鳥とコラボした「さぬきまるごと恵方巻骨付鳥」で、マンバや金時ニンジンなど地元食材もふんだんに使用。スイーツの「さぬき恵方ロール」も販売する。同日から飲食店や百貨店で予約の受け付けを始めた。


香川名物の骨付鳥とコラボした「さぬきまるごと恵方巻骨付鳥」(手前)とスイーツの「さぬき恵方ロール」

香川名物の骨付鳥とコラボした「さぬきまるごと恵方巻骨付鳥」(手前)とスイーツの「さぬき恵方ロール」


 恵方巻の取り組みは、県産食材をPRするため県調理師会の協力を得て2013年にスタート。七福神にちなみ、七つ以上の県産食材を使用している。恵方ロールは、県洋菓子協会や県菓子工業組合などに加盟する17社が参加し、それぞれオリジナルメニューを考案した。
 「さぬきまるごと恵方巻骨付鳥」は、県内でも鳥インフルエンザの感染確認が相次いだことを受け、養鶏業者を支援する目的で具材に県産の鶏と卵を採用。スパイシーで香ばしい骨付鳥が主役で、甘めに味付けたマンバのつくだ煮や、骨付鳥の油でナムル風に仕上げた金時ニンジンなど郷土野菜が彩りを添える。価格はロングが1080円、ハーフが594円。
 恵方ロールは、県のブランド米「おいでまい」の米粉や宇多津町産の塩を使用した商品のほか、高瀬茶のようかんや和三盆のわらび餅を包んだ和菓子の恵方巻などを用意している。県県産品振興課は「節分に香川の素晴らしい食材に触れ、1年の幸せや健康などを願ってもらえれば」としている。
 恵方巻は今年の新作を含め全21種類で計5千本、恵方ロールは全17種類で計3500本の販売が目標。予約は2月1日までで、各店に直接問い合わせる。各店のメニューや価格、引き渡し日、問い合わせ先は同実行委のホームページ〈https://www.kensanpin.org/umaimon/〉で確認できる。

(四国新聞・2023/01/11掲載)


かがわの食HAPPYプロジェクト


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