お遍路文化知って さぬき・交流サロン、小冊子を刷新
四国遍路文化を発信する「おへんろ交流サロン」(香川県さぬき市前山)は、施設の概要や遍路文化を紹介する小冊子を一部リニューアルした。
2016年発行の小冊子が在庫切れになったことを受けて実施。前回を踏襲しつつ、現況に合わせた内容に改めた。
同施設は個人などから寄贈された遍路史料を展示している。小冊子ではこれまで通り、江戸期に地区を行き来する際に必要な通行証「往来手形」などの展示物を写真入りで紹介するとともに、新たに弘法大師空海の時代から現代までの四国遍路の歴史を盛り込んだ。
本堂や大師堂で唱える「般若心経」などの読経を詳しく紹介するページも新設。お遍路さんの基本的な服装や用具、札所での参拝手順を紹介するページは従来通り掲載した。
A5判26ページで4千部作成、同施設で無料配布している。片桐孝浩館長は「小冊子が施設や四国遍路について理解を深めることに役立てば」としている。
(四国新聞・2023/01/22掲載)