香川県内に初めて海上自衛隊のイージス艦が入港したのに合わせ、艦内の一般公開が13日、高松市サンポートの高松港5万トン級バースで始まった。雨にもかかわらず、多くの親子連れらが訪れ、普段見られない装備に触れながら海上自衛隊の活動について楽しく学んだ。15日まで。


雨の中、多くの親子連れらが訪れたイージス艦の一般公開=高松市サンポート、高松港

雨の中、多くの親子連れらが訪れたイージス艦の一般公開=高松市サンポート、高松港


 入港したイージス艦は、横須賀基地(神奈川県)所属の「きりしま」(基準排水量7250トン、全長161メートル、幅21メートル)。海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を搭載し、他国による弾道ミサイル攻撃などの警戒監視に当たっている。

 この日、イージス艦を一目見ようと多くの人が足を運び、傘を差しながら長い列をつくった。艦内では甲板に備え付けられたミサイル発射システムや速射砲の見学があり、子どもたちが砲口の中をのぞいては歓声を上げていた。

 船舶の立ち入り検査を行う「立入検査隊」の装備や海自の制服を試着するコーナーなども注目を集めていた。三豊市詫間町の安藤敬真君(9)は「大きな装備と甲板の高さに驚いた。将来は海上自衛隊に入りたい」と笑顔で話していた。

 きりしまは12日に入港。海自の活動に理解を深めてもらおうと一般公開しており、14日は午前9時~午後3時半、15日は午前9時~同11時半。無料。


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