瀬戸大橋の魅力を県内外に発信しようと、香川県は坂出市番の州緑町の瀬戸大橋記念公園に、写真撮影スポットになるアーチ型モニュメントを設置。橋の開通35周年に当たる10日に記念式典を行い、完成を祝った。


瀬戸大橋を背景に、完成したモニュメントの前で記念撮影を行う来園者=香川県坂出市番の州緑町、瀬戸大橋記念公園

瀬戸大橋を背景に、完成したモニュメントの前で記念撮影を行う来園者=香川県坂出市番の州緑町、瀬戸大橋記念公園


 ステンレス製で高さ約4メートル、幅約4・5メートル、厚さ約30センチ。半円の二つのアーチを組み合わせることでハート型になる。橋と瀬戸内海をバックにした雄大な風景とともに、記念撮影などを楽しむことができる。
 モニュメントを縁取るように発光ダイオード(LED)を備え、夕方になるとライトアップされる。色は3、4月はピンク、12月には緑色と赤色など、イベントや季節に合わせて8パターンに変化する。事業費は約1200万円。
 10日の式典はモニュメント前で行われ、同市の有福市長ら約20人が出席した。池田知事は「瀬戸大橋は経済的にも社会的にも大きな役割を果たしてきた香川の財産。設置を多くの人たちが訪れるきっかけにしてほしい」とあいさつした。
 瀬戸大橋は1988年4月10日に開通。海峡部の長さは約9・4キロあり、世界最大級の道路・鉄道併用橋として知られている。

(四国新聞・2023/04/11掲載)



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