ヤドンたちと遊ぼう! 綾川・新公園にポケモン遊具 世代超えた交流の場に
多様な人たちが世代を超えて交流できる癒やしの場として、綾川町が同町萱原に整備していた「ひだまり公園綾川」、通称「ヤドン公園」が14日、オープンした。園内には人気ゲーム・ポケットモンスターのキャラクター「ヤドン」をモチーフにした遊具などが並び、開園初日から子どもたちの歓声に包まれた。
同園は、地域の子育て世代などから寄せられた「身近な遊び場がほしい」という要望に応えて昨年6月に着工、今年3月に完成した。琴電綾川駅の南約300メートルのため池跡地にあり、面積は約4300平方メートル。事業費は約1億4千万円。
ゲームのプロデュースやブランドマネジメントを行うポケモン(東京)が、「うどん県PR団」に任命されているヤドンの遊具など7点を寄贈した。全長約6メートル、高さ約2メートルで、口から背中にくぐり抜けられる巨大モニュメント「みんなのヤドン」や、滑り台とアスレチック設備の複合遊具「ヤドンのすみか」、「ヤドンの3連ブランコ」などに加え、ピカチュウベンチも登場した。同社によるとポケモンのキャラクターとコラボした公園は、福島県の4カ所に続く全国5カ所目。
この日、同園で行われた開園式には池田知事をはじめ関係者約30人が出席。前田町長は「誰もが一緒に遊べて楽しく過ごせる交流の場にしたい」とあいさつ。同社の伊藤憲二郎最高ビジネス責任者は「うどんとヤドンの言葉のしゃれから始まった香川との交流が、地域の皆さんに受け入れられたことを喜んでいる。ポケモンをうまく使い、世界の人たちが遊びに来る公園にしてほしい」と話した。
式後は近くの滝宮こども園の5歳児約60人が訪れ、ブランコをこいだり、回転遊具に乗ったりして、公園の魅力を満喫した。
(四国新聞・2023/04/15掲載)