ちまきで香川まるごと 県産食材使用、オリーブ地鶏新登場 端午の節句合わせ販売 18店で予約受け付け中
端午の節句(5月5日)に合わせ、香川県などは、県産食材をふんだんに使ったちまきとかしわ餅を販売する。今年はオリーブ地鶏を使用した中華ちまきをラインアップに加えた。14日から県内の中華料理店や和菓子店など計18店で予約を受け付けている。
官民挙げて香川の食の魅力を発信する「かがわの食Happyプロジェクト」の一環。使用するもち米や具材は県産品が中心で、県産食材の認知度向上と消費の拡大が狙い。
「さぬきまるごと中華ちまき」は、中国の言い伝えで邪気を払うとされる赤(干しエビ)、青(しょうゆ豆)、黄(オリーブ地鶏・夢豚)、白(タケノコ)、黒(シイタケ)の5色の具材を使った。新登場のオリーブ地鶏のちまきは、ももや胸など使用部位や調理法が店舗ごとに異なり、さまざまな味が楽しめる。1個702円。
「さぬきの和ちまき」は、県内の和菓子店3店がそれぞれ考案。和三盆糖やおいでまい米粉などを練り込んだ。1本300~500円。5本セットは1630円。かしわ餅はおいでまいと古代米をブレンドした赤紫色の餅で白みそあんを包み、あん餅雑煮風の甘辛い味わいに仕上げた。1個160~200円。4個セットは640円。
同プロジェクトの実行委員会は「食材の味や香りを楽しみながら、端午の節句に家族みんなで笑顔になってほしい」としている。
ちまきとかしわ餅はいずれも数量限定で、計1万2100個の販売を見込んでいる。予約の受け付けは5月4日までで、商品の引き渡しは同1~5日。一部店舗は発送も行う。
問い合わせは香川県県産品振興課〈087-832-3383〉。
(四国新聞・2023/04/15掲載)