香川県仲多度郡まんのう町吉野の国営讃岐まんのう公園で、四国最大規模となる約55万本のネモフィラが見頃を迎えている。穏やかな海のような花畑が丘一面に広がり、来園者を楽しませている。見頃は23日ごろまで。


丘一面に広がるネモフィラ=まんのう町吉野、国営讃岐まんのう公園


 ネモフィラは北米原産の1年草。青い花とともに、長く細かい切れ込みのある葉を持つことから、「瑠璃唐草(るりからくさ)」とも呼ばれる。同公園で植えている品種「インシグニスブルー」は、英名で「ベイビーブルーアイズ」(赤ちゃんの青い瞳)と呼ばれ、直径2~3センチの愛らしい花を咲かせる。
 同公園では「花巡りの丘」と「花竜の道」「青竜の谷」を合わせ約9千平方メートルで栽培。今年は暖かかったことから、例年より1週間ほど早い3月末ごろから咲き始めた。
 ネモフィラ畑には、写真愛好家や家族連れらが続々と訪れ、写真撮影などを満喫。高松市の吉見理恵さんは「イルミネーションなどの写真を撮りに来たことはあったが、ネモフィラは初めて。すごくきれい」と満足そうに話した。

(四国新聞・2023/04/17掲載)


国営讃岐まんのう公園



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