香川県善通寺市内にある国指定史跡・有岡古墳群に親しんでもらおうと、市教委が古墳カード4種類を作成した。市教委は毎年4月29日を「古墳の日」として、特別に古墳内部などを公開しており、当日の来場者にカードをプレゼントする。


古墳公開に合わせて配布する古墳カード


 公開するのは、いずれも善通寺町にある王墓山、宮が尾、野田院の3古墳。普段は立ち入りを制限しているが、当日は古墳内部の壁画や石積みを見たり、墳丘に上がったりできる。また国指定重要文化財で、磨臼山古墳から出土した割竹形石棺(わりたけがたせっかん)を、文京町のZENキューブで公開する。
 カードは名刺サイズで、表面に「古墳の日」のロゴと、それぞれの古墳の外観や石棺をデザイン。裏面では大きさや特徴を紹介しており、見学場所ごとに該当のカードを配布する。
 公開は午前8時半から午後3時まで。カードは各200枚限定。少雨実施。問い合わせは市教委生涯学習課、電話0877-63-6328、当日の開催状況は市役所守衛室、電話0877-62-2121。

(四国新聞・2023/04/28掲載)



関連情報