弘法大師空海の誕生1250年を記念して、善通寺市などが出資するまちづくり会社「まんでがん」(香川県善通寺市)は、市特産のダイシモチ麦を使った乾麺のうどん「紫白(しはく)讃岐うどん」を開発、販売を始めた。同社は「空海が唐から伝えたとされるうどんと、空海生誕の地の特産品を、1250年祭のお土産に」としている。


善通寺特産のダイシモチ麦を使った「紫白讃岐うどん」

善通寺特産のダイシモチ麦を使った「紫白讃岐うどん」


 ダイシモチ麦は、1997年に同市内の研究機関が開発したもち性の裸麦。もちもちした食感や豊富な食物繊維などが特徴で、収穫期には穂が紫色に色付く。
 商品は、薄紫色の「紫うどん」と通常の「白うどん」がセット。紫うどんには市内産のダイシモチ麦が25%入っており、もちもち感と讃岐うどん特有のコシが味わえるという。空海が唐に向かう際の出発地で、同市の姉妹都市である長崎県平戸市特産のあご(トビウオ)だし粉末も付く。
 400グラム(4人前)入りで1250円。善通寺市のおしゃべり広場、総本山善通寺、マルヨシセンターなどで販売している。問い合わせはまんでがん0877-64-0012。

(四国新聞・2023/04/29掲載)


関連情報