境内に数多くの風車を飾っている香川県東かがわ市松原の白鳥神社は、期間限定で桜の花の形をした風車666本を設置した。ピンク色や白色の風車が初夏の風を受けてくるくると回っており、参拝者らを楽しませている。桜の風車の飾り付けは15日まで。


白鳥神社を彩る桜の形をした風車=東かがわ市松原、白鳥神社


 同神社は2021年秋から「いい風が吹くことで、物事が良い方向に回りますように」との願いを込め、境内を色とりどりの風車で彩る取り組みを進めている。徐々に数を増やし、現在の設置数は計2070本になるという。
 風車は季節に合わせて一部を入れ替えており、今回は「桜咲く開運かざぐるま短冊奉納」と銘打ち、拝殿正面にある随身門前や社務所近くの表回廊の一部などに設置した。
 桜の風車は1本当たり直径約20センチで、神社関係者らがクリアファイルを加工して仕上げた手作り品。濃淡さまざまなピンク系と白色の計5色を用意、木製の特設棚に30センチ間隔で取り付けた。
 風車は短冊付きで、願い事を託すことができる。奉納料は1短冊当たり300円。午前8時半から午後5時まで社務所で受け付ける。同神社は「皆さんが託した願いが花開いてほしい」としている。
 また、チューリップの花がデザインされた春祭りの時季に合わせた特別御朱印も用意した。花の色は赤や青、オレンジなど5色から選べる。初穂料1枚500円。授与は8日まで。問い合わせは白鳥神社、電話0879-25-3922。

(四国新聞・2023/05/05掲載)



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