多世代、憩いの場に ボートレースまるがめ 公園整備、きょうオープン
香川県丸亀市富士見町のボートレースまるがめが、敷地北側に整備していたコミュニティーパーク「グルーンまるがめ」が完成し、12日にオープニングセレモニーが開かれた。子どもの遊び場「モーヴィまるがめ」を中核に、多世代が集える「パークセンター」や芝生広場などがあり、13日から一般への供用を開始する。
公園整備は、地域に開かれた「ボートレースパーク化」を目指す開設70周年記念事業の一環。5140平方メートルの敷地に、いずれも鉄骨平屋のモーヴィ(床面積735平方メートル)とパークセンター(同251平方メートル)の2棟を新設し、両施設の間には四季の風情が感じられる植栽や芝生を施した。総事業費は約10億円。
モーヴィは全国各競艇場と教育玩具の「ボーネルンド」が連携して展開しており、四国では初めて開設。赤ちゃんから12歳までの子どもが「プレイリーダー」と呼ばれる大人のスタッフと一緒に、さまざまな遊具や玩具を使って体を動かしたり、表現遊びを楽しんだりできる。
セレモニーには関係者や近隣の園児ら約220人が出席。松永市長が「子どもたちの健やかな成長に寄与することはもちろん、老若男女が世代を超えて幅広く交流できる施設として長く愛されることを願う」とあいさつした後、テープカットで完成を祝い、早速、園児たちが施設内での遊びを満喫した。
モーヴィは有料施設で、利用料金は1人300円。平日は1日遊び放題、土・日曜や祝日、夏休みなど長期休業中は1回100分での入れ替え制とし、通信アプリLINE(ライン)からの予約を推奨している。ほかのパークセンターなどは無料で自由に利用可能。13、14日にはパラスポーツ体験なども楽しめるオープニングイベントを開く。問い合わせは0877-85-9335。
(四国新聞・2023/05/13掲載)