「うどん脳」一日駅長に あす雲辺寺ロープウェイ SNS投稿きっかけ
香川県観音寺市大野原町の雲辺寺ロープウェイで21日、香川のご当地キャラ「うどん脳」の着ぐるみが「一日駅長」を務める。4月1日のエープリルフールに合わせた「雲辺寺ロープウェイは『うどんぺんじロープウェイ』に生まれ変わります!」とする交流サイト(SNS)への投稿が反響を呼び、実現の運びになった。
キャラの生みの親で、うどん脳事務局の岡谷敏明さん(51)=高松市=が昨秋に雲辺寺山を訪れた際、「雲辺寺」に「ど」を入れると「『うどん』ぺんじ」になると思いついたのがきっかけ。雲辺寺ロープウェイを運行する四国ケーブル(高松市)にユニークな企画ができないかと相談し、エープリルフールにちなんだ話題づくりにと、SNSに投稿することが決まった。
デザイナーである岡谷さんが、同社から写真の提供を受けて「雲辺寺ロープウェイは『うどんぺんじロープウェイ』に生まれ変わります!」をキャッチコピーに、「うどん脳一日駅長就任!」と記したポスター画像を制作。同社が雲辺寺ロープウェイの公式のツイッターやフェイスブック、インスタグラムで発信した。すると、閲覧者から面白がる投稿が相次ぎ、「うどん脳に、本当に一日駅長をやってほしい」との声が多く寄せられたことから、イベントの企画やグッズ制作の話がとんとん拍子に進んだ。
一日駅長の催しでは、うどん脳の着ぐるみは午前10時半から業務に就き、山麓駅でロープウエーの扉の開閉や乗客の見送りを行う。同11時20分発の便で山頂駅に向かい、「天空のブランコ」などが人気の雲辺寺山頂公園で来場者と触れ合ったり、記念写真に納まったりする。業務終了は午後3時40分の予定。うどん脳事務局が制作した「うどんぺんじロープウェイ」のアクリルキーホルダー、缶マグネット、ステッカーの3種類のグッズの販売も始める。
(四国新聞・2023/05/20掲載)