香川県直島町の移住者が島暮らしの魅力を伝えるオリジナルソング「あるある直島」を制作した。歌詞には島暮らしで驚いたり、ほっこりしたりした「あるある」をちりばめ、移住者の視点でユニークにつづった。同じ移住組の漫画家とコラボレーションしたミュージックビデオ(MV)も制作。19日に直島ホールで開かれるイベントで披露する。


「あるある直島」を制作した福島節さん(中央)。右は妻の真希さん、左は漫画家のまつざきしおりさん=直島町

「あるある直島」を制作した福島節さん(中央)。右は妻の真希さん、左は漫画家のまつざきしおりさん=直島町


 手掛けたのは、東京でCM音楽プロデューサーやシンガー・ソングライターなどとして活躍している福島節さん(41)。直島町に住む妻の真希さん(34)が作詞、友人で漫画家のまつざきしおりさん(32)がMVのアニメを担当した。


島暮らしの魅力を歌った「あるある直島」のMVの一場面

島暮らしの魅力を歌った「あるある直島」のMVの一場面


 楽曲中には「道歩いてたらカニくれた」「役場の手続きめちゃ早い」「家から水着で海へ行く」「海の清掃、集合時間にもう終わってるよ」などと島の「あるある」が次々と登場。節さんの優しい歌声に乗り、穏やかな島暮らしを思い浮かべることができる。

 節さんは年間500本以上のCMを制作する傍ら、真希さんと娘が2018年3月に直島へ移住したのを機に、平日は東京、週末は直島の生活を続けている。まつざきさんとは真希さんが移住した当初から意気投合。島で家族ぐるみの付き合いを続けているという。

 節さんは「島のほのぼのとした素朴さを伝えたかった」と楽曲の魅力を語り、真希さんは「実際に住んでみないと分からない面白さをいっぱい詰め込んだ」、まつざきさんは「直島愛がぎゅっと詰まった楽曲になった」と話している。

 MVは、動画投稿サイト「ユーチューブ」でも公開している。

(四国新聞・2019/07/16掲載)


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