小豆島の観光客向けに、タイなど東南アジアでタクシーとして利用されている小型の三輪軽自動車「トゥクトゥク」を活用した事業が8月にもスタートする。レンタカーとして観光客に貸し出し、事業者側の運転で島を巡る計画で、付き添って観光施設の案内や写真撮影を手伝うなど島での思い出づくりをサポートする。


小豆島の観光客向けに導入したトゥクトゥクと小豆島ストーンズのメンバーら。左端は渡部さん、その隣が丹生さん=土庄町

小豆島の観光客向けに導入したトゥクトゥクと小豆島ストーンズのメンバーら。左端は渡部さん、その隣が丹生さん=土庄町


 取り組むのは、土庄町の総合型地域スポーツクラブ「小豆島スポーティーズ」と町内の自動車販売会社「富丘モータース」=丹生茂希社長(36)=。スポーティーズは、5月にご当地プロバスケットボールチーム「小豆島ストーンズ」を発足させており、選手たちの地域貢献活動を探る中で企画が持ち上がった。県内でトゥクトゥクを使った事業は初めてとみられる。

 トゥクトゥクは、兵庫県姫路市の輸入業者から既に1台(4人乗り)を導入。運転するのはストーンズの選手で、島の観光について勉強するなど、サービス開始を目指して運用の細部を詰めているという。

 スポーティーズのオーナーの1人でもある丹生社長は「小豆島には見どころがたくさんあり、トゥクトゥクで風を感じながら移動すれば、より楽しくなる」、スポーティーズ事務局長でストーンズのゼネラルマネジャーを務める渡部勝之さん(45)は「観光客に島を存分に満喫してもらえるよう、ストーンズのメンバーがお手伝いしたい」と話している。

 レンタル料は1時間当たり4千円程度の見込み。状況を見ながら増車も検討する。問い合わせは、小豆島スポーティーズ〈0879(62)7077〉。

(四国新聞・2019/07/16掲載)

小豆島スポーティーズ


TEL 0879-62-7077

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