女木島振興の取り組みを授業で進めている通信制の穴吹学園高校(香川県高松市、篠原達司校長)の生徒が、地元企業と連携して同島をPRするオリジナル商品を開発した。島で生産された野菜を使ったしょうゆや菓子、島の風景を描いたポストカードの3種類で、14日から土産物店など県内6カ所で販売を始めた。



 同校は2021年から、探究学習で「女木島のために、自分たちに何ができるか」とのテーマを掲げ、生徒が島のにぎわい創出や課題解消に向けた活動を継続的に行っている。
 オリジナル商品は3年生2人が考案。片岡結友さん(17)=写真左=は島で生産されたニンニクを使ったしょうゆと落花生を使ったピーナツ煎餅を、しょうゆ製造の高原本店(高松市)や老舗菓子店の宗家くつわ堂(同)と開発。坂崎葵さん(17)=同右=は何度も島に足を運び、鬼ケ島大洞窟や街並みなどを描いたスケッチを元にポストカードを製作した。
 売り場は、高松市サンポートの土産物店四国ショップ88のほか、同市のコンビニや島内のフェリー乗り場などに設置。煎餅は1枚100円、しょうゆは100ミリリットル入りペットボトル500円、ポストカードは7枚セット900円で、数量限定で販売している。
 この日、土産物店で売り子を経験した2人は「女木島は本当にすてきな場所。思いを込めて作った商品を購入してほしい」と話した。



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