デジタルアート、幻想的 チームラボ 善通寺で参加型催し 来月27日まで、マルシェも
世界的に活躍するデジタルアート集団「チームラボ」(東京)のデジタルアートイベント「チームラボ お絵かきフライトとつながる!積み木のまち」が30日から8月27日まで、香川県善通寺市文京町の旧善通寺偕行社内で開催される。29日には内覧会があり、子どもたちは最新のデジタル技術が繰り広げる幻想的な世界に、胸を躍らせた。
イベントは市制70周年記念行事で、チームラボの展覧会は中西讃では初めて。
目玉の「お絵かきフライト」は、幅約17メートルのスクリーンを生かした作品。自分が紙に描いた飛行機や鳥が、地球を模したようなスクリーン内を飛び回るのに加え、タブレット端末やスマートフォンで飛行機や鳥の視点が楽しめる。端末内で羊をつかまえたり、スクリーンに触れて絵の動きを変化させたりもできる。
「つながる!積み木のまち」は、積み木をデジタル空間の街に置くことで、列車や車を走らせたり進化させたりできる作品。このほか「連続する円相」など4作品も展示する。うち2作品は8月14日から別作品と入れ替えとなる。
内覧会には、昨年の市キッズプログラミングコンテスト入賞者らが参加。貸し出された端末とスクリーンを見比べながら、夢中になって遊んだ。西部小5年の児童(10)は「ゲームみたいに楽しめて面白いし、色もすごくカラフルできれい」と楽しそうに話した。
イベントの開催時間は午前11時~午後9時。入場料は大人800円、小中高校生500円、未就学児無料。各日の先着200人には、市内の店舗で使えるデジタルクーポン千円分を配布する。会場前では日替わりでマルシェも開かれる。
(四国新聞・2023/07/30掲載)