ソプラノ歌手で京都市立芸大教授の小浜妙美が古里の香川県坂出市で歌声を披露する「ハートフルスペシャルコンサート」が19日、同市京町の市民ホールで開かれる。20回目となる今年は「MOMENT」をテーマに日本歌曲とオペラの名シーンを特集。門下生のコーラスも加わり、盛大なステージで節目を飾る。



公演への来場を呼びかける小浜妙美(左)と良子=香川県高松市中野町、四国新聞社


公演への来場を呼びかける小浜妙美(左)と良子=香川県高松市中野町、四国新聞社


 今回のテーマに込めた思いについて小浜は「新型コロナウイルスの影響が緩和され、待ち望んだ瞬間が訪れた。歌える喜びを来場者と共有したい」と話す。
 2部構成となるプログラムの第1部は「荒城の月」「シャボン玉」など懐かしい日本の歌13曲。姉の良子が全曲アレンジを手がけ、意外な方向に曲調が変化したり、ダンスを織り交ぜたりと「気の抜けない」展開が楽しめるという。
 第2部はオペラの名シーンを抜粋。中でもチャイコフスキーの「エウゲニ・オネーギン」では、小浜の門下生も加わって洗練されたハーモニーを響かせる。ほかに「蝶々夫人」やオペレッタ「メリー・ウィドウ」も取り上げる。ピアノ伴奏は良子、門下生10人がコーラスやピアノで参加する。
 午後2時開演。入場料は一般3千円ほか。問い合わせはDIVA香川支部、電話087-831-8020。

(四国新聞・2023/08/03掲載)



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