県内外の人形劇団の公演が楽しめる「とらまる人形劇カーニバル」(同実行委主催)が、香川県東かがわ市西村のとらまるパペットランドで開かれている。プロやアマチュアの劇団による熱演が繰り広げられ、家族連れらが人形たちが紡ぐ物語の世界を満喫している。29日まで。


家族連れらを楽しませた大内小人形劇クラブの公演の一場面=香川県東かがわ市西村、とらまるパペットランド

家族連れらを楽しませた大内小人形劇クラブの公演の一場面=香川県東かがわ市西村、とらまるパペットランド


 カーニバルは1985年に旧大内町の若者有志が始めた「レクリエーションと人形劇のカーニバル」が前身で、今回が39回目。昨年までに約1100団体が約1400公演を行った。
 同ランドとその周辺が会場で、期間中にプロ・アマ合わせて県内外の24劇団が計34公演を予定。28日の開催セレモニーで、上村市長は「みんなで人形劇という文化を紡いでいきたい。たくさんの人が人形劇を見て、感じて、笑っていただければ」とあいさつした。
 第2日の28日はプロ・アマ合わせて15公演が行われ、地元の大内小人形劇クラブは「ふしぎな石臼~さぬきうどんの歴史の巻~」を上演。同校4~6年の男女13人が巧みに人形を操りながら、笑いも交えたストーリーを展開し、終了時には熱演をたたえる大きな拍手に包まれた。
 見守った大内こども園の松浦羽海(うみ)ちゃん(5)は「面白かった。また見たい」と話し、同クラブ長の松本明恵さん(11)は「緊張したけど、練習したことは出せた」と笑顔を見せた。
 カーニバルへの入場は参加証となるワッペン(500円、3歳未満無料)が必要。加えてチケット(300円~)がいる公演も一部ある。会場内には工作や飲食バザーなどが楽しめるエリアも用意される。
 問い合わせは同ランド0879-25-0055。

(四国新聞・2023/10/29掲載)


とらまるパペットランド



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