憩いの場、幻想的に 竹明かりでライトアップ 「さかいで輝ノ夜」始まる
街の交流エリアでゆったりと秋の夜長を楽しむイベント「さかいで輝(あき)ノ夜」が3日、香川県坂出市久米町の坂出緩衝緑地で始まった。来場者は、竹明かりで幻想的に照らされた遊歩道を散策し、連休初日の夕べを思い思いに満喫した。
イベントは、高校生や大学生らでつくる「さかいで未来会議」が昨年、街のにぎわい創出に向けて市長に行った提言を受け、市が今年初めて企画。同緑地を豊かな自然を生かしつつ、多世代が交流できる憩いの場としてPRしようと、ライトアップイベントを開催することにした。
同緑地内のまろっこパークから東へ約200メートル続く遊歩道には、今年7、8両月に計12回開催したワークショップで、市民らが手作りした竹製ランタンなど、約400本の明かりを展示。夕闇の中、温かみのある光が来場者を優しく照らし出した。
この日は、三豊市のサヌカイト演奏者・臼杵美智代さんのライブステージを実施。芝生広場には、坂出市の造形作家岡山富男さんが手がけたキリンやシマウマなどの動物のオブジェ約40体も並び、親子連れらがユニークな姿を楽しんでいた。
ライトアップは12日までの午後6時~8時に実施。週末にはキッチンカーも出店する。
(四国新聞・2023/11/04掲載)