高松一高音楽科を卒業したフルート奏者でつくる四重奏団「うどんフルートカルテット」のコンサートが19日、香川県高松市の栗林公園商工奨励館ホールで開かれる。4回目となる今回は、ゲストにピッコロの名手として知られる大久保成美さん(観音寺市出身)を迎え、木管楽器の多彩な音色を古里に響かせる。


うどんフルートカルテットの(右上から時計回りに)若狭知恵さん、中村優花さん、臼井彩和子さん、大山宙透さん

うどんフルートカルテットの(右上から時計回りに)若狭知恵さん、中村優花さん、臼井彩和子さん、大山宙透さん


ゲストの大久保成美さん

ゲストの大久保成美さん


 カルテットは中村優花さん(33)、臼井彩和子さん(33)、若狭知恵さん(31)、大山宙透(ひろゆき)さん(30)の県出身者4人で2017年に結成。今年の第21回日本フルートコンベンションコンクールのアンサンブルアワード部門で優勝した。関東と高松を中心にリサイタルを開き、ユーチューブで演奏動画を配信するなど精力的に活動している。
 プログラムは現代音楽とクラシックを織り交ぜた全6曲。多久潤一朗さんの「ローズ・ローザ」は同コンクールの本戦でも披露。実力者たちの超絶技巧が楽しめる。ビバルディの「ピッコロ協奏曲」は、名古屋フィルハーモニー交響楽団首席フルート奏者の大久保さんによる成熟した音色が聴きどころという。
 若狭さんは「私たちにとって大切な凱旋公演。皆さんに成長した姿を披露したい」と来場を呼びかけている。
 午後2時開演。入場料は一般3500円ほか(入園料込み)。問い合わせは同カルテット、メール〈udon.flute4@gmail.com〉。


(四国新聞・2023/11/16掲載)



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