金刀比羅宮(香川県仲多度郡琴平町)は、高松市出身の貼り絵師、チャンキー松本さん(東京都在住)の作品を採用した来年のカレンダーを制作した=写真=。同宮の四季をテーマに、本宮からの景色や秋の例大祭などを、明るく温かみのある絵柄で紹介している。



 チャンキーさんは、絵本制作や即興の切り似顔絵でも活躍し、幼児番組にも出演中。妻でイラストレーターの犬ん子さんが、代参犬を題材にした児童書「こんぴら狗(いぬ)」の表紙を手がけたのを縁に、同宮が依頼した。
 色とりどりの因州和紙を切り取り、貼り合わせた作品を月ごとにデザイン。雪で覆われた本宮で駆け回るこんぴら狗(2月)や、桜馬場をゆっくりと歩くお遍路さん(4月)、本宮から眺めた讃岐平野(8月)などを掲載している。
 制作発表が16日にあり、チャンキーさんは「子どもの頃の思い出がある神社。古里の懐かしさと懐かしい雰囲気の貼り絵が、うまくドッキングできたと思う」とアピールした。
 カレンダーはA3サイズの壁掛けタイプ。本宮前の札所で授与、初穂料千円。限定1200部。郵送可。問い合わせは同宮0877-75-2121。

(四国新聞・2023/11/28掲載)


金刀比羅宮



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