食物繊維が豊富な善通寺市特産のダイシモチ麦を使った甘酒「讃岐もち麦ダイシモチの甘酒」を、同市などが出資するまちづくり会社「まんでがん」が開発した。優しい甘さとプチプチした麦の食感が特徴で、ほんのり紫色の上品な色合い。同社は「体に優しい商品に仕上がった」とアピールしている。



 ダイシモチ麦は、1997年に研究機関が開発したもち性の裸麦で、善通寺市農地管理公社が2014年、同市で収穫されたものを「讃岐もち麦ダイシモチ」の名で商標登録。精白米の約30倍の食物繊維があり、生活習慣病を抑制するとされるβグルカンを含む。
 甘酒は、津田の松原サービスエリア(さぬき市)と共同で企画。米こうじと米、麦によるノンアルコールで、讃岐山脈の天然水を使用した。砂糖や人工甘味料は使っていない。
 価格は1本200ミリリットル入り350円で、同サービスエリアのほか、おしゃべり広場(善通寺市)、道の駅滝宮(綾川町)で販売。問い合わせはまんでがん〈0877(64)0012〉。

(四国新聞・2023/12/02掲載)



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