香川県丸亀市のJR丸亀駅南口広場で15日、冬の風物詩となっている「ウインターイルミネーション」が始まった。広場にある噴水跡の花壇を発光ダイオード(LED)で装飾。花壇の上に三角すいのオブジェも配置した。今年のテーマは「まるがめのシンボル」。新旧市章や丸亀うちわの骨組みをイメージしており、華やかな光で駅前を彩っている。


JR丸亀駅前を華やかに彩るイルミネーション=香川県丸亀市浜町

JR丸亀駅前を華やかに彩るイルミネーション=香川県丸亀市浜町


 市民や観光客らに季節を感じてもらおうと、市観光協会が毎年実施。南口広場では9回目の開催となり、今年も四国職業能力開発大学校(同市郡家町)の学生らが協力した。
 噴水跡の名残でもある4本の鉄骨のアーチ(水の噴き出し口)を生かして飾り付け。鉄骨にそれぞれ幅8メートル、長さ2メートルの網を張り、LEDライトなどで装飾している。初日は松永市長や地元の中央保育所の園児らが出席して点灯式があり、園児たちは大勢の駅利用者が見守る中、「サンタが街にやってくる」を合唱し、クリスマスムードをかわいく盛り上げた。
 イルミネーションの設置作業は学生有志29人が参加して11月29日に実施。デザインを考案した住居環境科2年の三宅諒太さん(20)は「今の市章はもちろん、立鼓(りゅうご)と呼ばれる京極家にも関わりが深い旧市章も取り入れた。丸亀の歴史に興味を持ってもらえたり、懐かしんだりしてもらえれば」と話している。
 香川丸亀国際ハーフマラソン大会が開かれる来年2月4日まで点灯する。時間は午後5~10時。

(四国新聞・2023/12/17掲載)



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