香川県小豆郡小豆島町田浦の二十四の瞳映画村に29日、門松がお目見えした。来年1月9日まで設置し、訪れた観光客らを華やかに出迎える。


飾り付けられたばかりの華やかな門松に見入る家族連れ=香川県小豆郡小豆島町田浦、二十四の瞳映画村

飾り付けられたばかりの華やかな門松に見入る家族連れ=香川県小豆郡小豆島町田浦、二十四の瞳映画村


 門松は毎年、職員が手作り。この日は午前9時から、町内の山林で切り出した竹や松のほか、村内で育てている梅や葉ボタン、ナンテンを使い、色合いやバランスを見ながら約60センチ四方の土台に飾り付け、1時間程度で高さ約2メートルの門松一対を完成させた。
 観光客らは、出来上がったばかりの色鮮やかな門松に近づいてじっくりと観賞し、一足早く正月気分を味わっていた。北海道千歳市から家族5人で訪れた遠藤周作さん(50)は「新年の力をもらえるような立派な門松。家族の健康、世界の平和を願っている」と話していた。
 門松は約700メートル北にある「岬の分教場」にも設置した。両施設は年中無休。映画村では三が日に「ふるさとのお正月」と銘打ち、たこやけん玉、羽子板などを無料で貸し出す。

(四国新聞・2023/12/30掲載)


二十四の瞳映画村



関連情報