香川県琴平町の金刀比羅宮(琴陵泰裕宮司)は1月1日午前0時から、純金の金箔(きんぱく)を施した初穂料1万円の小判型やカード型のお守り、立体型御朱印紙などを授与する。いずれも同宮としては初の試みで、琴陵宮司は「新型コロナウイルス禍を乗り越えて参拝にきてくれた人たちに、もっと元気になってもらいたいという思いを込めた」と話している。


純金の金箔を施した小判型お守り(表)

純金の金箔を施した小判型お守り(表)


 小判型お守りは、金マークの同宮と金沢市の金箔とのコラボで、金運上昇の願いを込めた。真ちゅうに24金の金箔を施し、表面に「金刀比羅宮」の文字や波、裏面に慶長小判をデザインしている。本物の小判とほぼ同じ20グラム、大きさもほぼ同じ縦7センチ、横4センチで、限定100体。また金メッキの小判型お守りもあり、限定5千体、千円。
 カード型お守りは、海難絵馬をデザインした海上安全祈願と、本宮をデザインした運気上昇祈願の2種類あり、財布などに入れて持ち歩ける。限定数なし、千円。


金刀比羅宮が元日から授与する立体型御朱印紙とカード型お守り2種類、干支の御朱印紙

金刀比羅宮が元日から授与する立体型御朱印紙とカード型お守り2種類、干支の御朱印紙


 立体型御朱印紙は、代参犬の「こんぴら狗(いぬ)」が舟で同宮を目指す姿を描き、波や本宮が飛び出す仕組み。限定5千枚、1500円。3カ月ごとにデザインを変更する。
 このほか来年の干支・辰にちなみ、同宮所蔵で、江戸後期の絵師・冷泉為恭(れいぜいためちか)が描いた「天井龍図」をアレンジした御朱印紙も制作。龍とこんぴら狗が笑い合う様子を表現している。限定5千枚、千円。問い合わせは同宮〈0877-75-2121〉。

(四国新聞・2023/12/31掲載)


金刀比羅宮



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