真冬に艶やかな黄色の花を咲かせるロウバイが、香川県三豊市豊中町の延命院で見頃を迎えている。
 ロウバイは中国原産の落葉樹。延命院は西讃のロウバイの名所として知られ、参道の石段沿いと前庭、裏庭の3カ所に計約120本が植えられている。半透明の小さな花びらはろう細工のように光沢があり、辺りに甘い香りを漂わせている。


艶やかな黄色の花を咲かせたロウバイ=香川県三豊市豊中町、延命院

艶やかな黄色の花を咲かせたロウバイ=香川県三豊市豊中町、延命院


 開花は例年より1週間ほど遅れ気味だったが、八分咲き程度になった木も見られる。寒波が去った週末の27日には写真愛好家や女性グループが次々と訪れ、カメラを向けたり、香りを楽しんだりした。
 友人に誘われて初めて来たという同市三野町の綾秀美さん(71)は「青天とマッチした鮮やかな黄色と、いい香りに心が落ち着く。日頃の疲れが飛んでいくよう」と顔をほころばせた。
 花は2月中旬ごろまで楽しめそう。



関連情報