ドイツを拠点に活動するバイオリニスト景山昌太郎が企画する室内楽のコンサート「音楽の捧げもの vol.2 鏡」が28日、高松市のサンポートホール高松で開かれる。妻でピアニストの富田珠里=同市出身=が第1弾に続き出演するほか、ゲストに昌太郎の父でバイオリニストの景山誠治が登場。連携の取れた演奏を披露する。


景山誠治


 昌太郎は東京芸術大大学院在籍中に渡独し、2013年からハーゲン歌劇場オーケストラの第1コンサートマスターに就任している。富田は桐朋女子高音楽科卒業後渡独、ケルン音楽大大学院を修了。現在はケルン音楽大の講師などを務める。誠治は桐朋学園大教授で、今年還暦を迎える。景山父子がステージで共演するのは初。


景山昌太郎


 「音楽の―」は17年に初開催し、毎回異なるテーマを設定。今回は「鏡」を選び、ソロからトリオまでの編成で室内楽の魅力を伝える。親子3人でミヨーの「2台バイオリンとピアノのためのソナタ」を披露するほか、富田がドビュッシーの「喜びの島」を独奏。楽曲はテーマに合わせ、他者に影響を受けたものを集めている。


富田珠里


 午後2時開演。会場は第1小ホール。入場料は一般4千円(前売り3500円)ほか。前売りのみのペアチケットもある。問い合わせは同ホール、電話087(825)5008。

高松市文化芸術ホール(サンポートホール高松)


所在地 香川県高松市サンポート2-1
TEL 087-825-5008


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