かがわの老舗 レトロを歩く=洋食屋イタミ(香川県高松市錦町) 1964(昭和39)年ごろ創業 洋食の定番3種が一皿に
老若男女から親しまれる「洋食屋イタミ」(香川県高松市錦町)。オムライスやポークチャップなどショーケースに並んだ食品サンプルの懐かしさに、店の前で思わず足を止める人も多い。
店主の伊丹実さん(77)の兄が1964(昭和39)年ごろに創業。約10年後、伊丹さんが後を継いだ。伊丹さんは「そろそろ引退かな」とこぼしながらも「好きな料理で仕事ができてハッピー」と腕を振るう。
エビフライにチキンソテー、オムレツと洋食の定番を一皿にのせた「Aランチ」(ライス付き、1200円)は、「ぜいたくな気分を味わえる」と多くの人が注文するメニュー。中でも薄さ0・8ミリの鉄のフライパンで作るオムレツは、ふわふわ、とろとろの仕上がりで、職人の技が凝縮されている。フライパンを軽く振ってオムレツを仕上げる伊丹さんの早業にも注目したい。
(四国新聞・2024/03/10掲載)
洋食屋イタミ
所在地 | 香川県高松市錦町2-10-20 |
---|---|
営業時間 | 午前11時半~午後2時半、同6時~9時(日曜は同5時から) |
定休日 | 火曜日 |
TEL | 087-821-8729 |