香川県高松市のトキワ新町で1952(昭和27)年に創業したお好み焼き屋。鉄板に牛脂をたっぷりと引いて焼くことで、外はカリッと香ばしく、中はとろとろに仕上がる。親子2代、70年以上にわたって守り抜く伝統の味だ。


牛脂をたっぷり引いて焼き上げた「ふみや」のお好み焼き。外はカリカリ、中はとろとろ


 創業当初からの看板メニューが、朝に仕入れた新鮮な鶏の肝や心臓などをふんだんに使う「きも焼」。先代が、弁当のおかずとして好んで食べていた鳥の肝をヒントに考案したのだそう。2代目の杉原潔さん(76)は「自分が食べておいしいんだから、お客さんが食べてもおいしいはずだと思ったんでしょう」と笑う。


創業当初から変わらない味を提供する「ふみや」


 一度食べるとやみつきになるおいしさで、お盆や正月の帰省の際、実家よりも先に店へ顔を出すという人も多いとか。杉原さんは「気に入って来てくれる人のため、今後も変わらない味を提供したい」と話す。

(四国新聞・2024/03/17掲載)

お好み焼 ふみや本店


所在地 香川県高松市瓦町2丁目2-35
営業時間 午前11時半~午後2時、同4時~同7時(ラストオーダーは各30分前)
定休日 火、水曜
TEL 087-831-5090


関連情報