日本航空と全日本空輸は、5年ぶりに開催中の第37回四国こんぴら歌舞伎大芝居を記念し、オリジナル商品の販売を始めた。
 日航は、県の伝統工芸品「讃岐のり染」で製作したポーチを受注販売。表面には金丸座の座紋の「佐伯鶴」を、裏面に日航のロゴマーク「鶴丸」をデザイン、琴平町の工房「染匠 吉野屋」が一つ一つ手作りした。サイズは横約20センチ、縦約14センチ。客室乗務員の意見を参考に使いやすい大きさに仕上げた。価格は5千円。30日まで金丸座前の特設コーナーのQRコードから注文できる。


日本航空が扱うポーチ(上)、全日空が販売する座布団


 全日空は、金丸座の客席に使われているものと同じ座布団を商品化した。現在の座布団は2019年に同社が寄贈したもので、デザインは琴平高校美術部の生徒が担当。「金毘羅大芝居」「大入」と書かれ、四隅に波の模様をあしらい、職人が丁寧に製作した。価格は6600円。同社通販サイトのほか、町内の一部土産物店やホテルなどで販売する(なくなり次第終了)。

(四国新聞・2024/04/12掲載)


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