9年ぶり「丸亀場所」 大相撲秋巡業、10月23日開催
大相撲の秋巡業「丸亀場所」が10月23日、香川県丸亀市金倉町の市民体育館で開かれることが決まった。当日は横綱照ノ富士ら幕内全力士を含む総勢約200人が来県予定で、迫力ある稽古や取組をはじめ、力士との触れ合いなども楽しめる。県内開催は昨年の高松場所に続き2年連続、丸亀市では9年ぶりとなる。
日本相撲協会で巡業を担当する松ケ根親方が11日、丸亀市役所を訪れ、勧進元(主催者)となる市福祉事業団の植村利克理事長との調印式に臨んだ。立会人として、同市で小学校まで過ごした元関脇琴勇輝の荒磯親方(小豆島町出身)と松永市長も出席した。
松ケ根親方は「巡業も通常開催となり、各地で盛り上がっている。丸亀場所も地域の人たちが力士と触れ合い、喜んでもらえるイベントにしたい」と来場を呼びかけた。荒磯親方は「現役時代は地元の巡業で声援を受け、大きな力をもらった」と振り返り、「多くの方に足を運んでもらい、大相撲を夢見る子どもが増えてくれればうれしい」と話した。
当日は午前8時に開場。公開稽古をはじめ、子どもたちが力士に挑むわんぱく相撲、技の禁じ手を面白く紹介する初切(しょっきり)などが予定されている。入場券は7月上旬に販売を開始する予定。問い合わせは市福祉事業団、電話0877-23-1091。
(四国新聞・2024/04/12掲載)