香川県産食材、ちまきで堪能 端午の節句合わせ販売 かしわ餅も 中華店など予約受け付け
端午の節句(5月5日)に合わせて香川県などは、香川県産食材をふんだんに使ったちまきとかしわ餅を販売する。2016年から続く取り組みで、今年も3種類。県内の中華料理店や和菓子店などで12日から予約を受け付けている。
官民挙げて香川の食の魅力を発信する「かがわの食Happyプロジェクト」の一環。使用するもち米や具材は県産品が中心で、県産食材の認知度向上と消費の拡大が狙い。
16年から販売している「さぬきまるごと中華ちまき」は、中国の言い伝えで邪気を払うとされる赤(干しエビ)、青(しょうゆ豆)、黄(オリーブ地鶏、夢豚・豚)、白(タケノコ)、黒(シイタケ)の5色の具材を使った。食材のだしとうまみが染み込んだ県産餅米とのバランスも良く、香川の魅力が詰まった一品に仕上げた。中華料理店など5店で扱う。1個702円。
20年に加わった「さぬきの和ちまき」は、今回、県内の和菓子店2社がそれぞれ考案。希少糖やおいでまい米粉などを練り込んだ。1本500円など。
「さぬきのかしわ餅」は21年に登場。おいでまいと古代米をブレンドした赤紫色の餅で白みそあんを包み、あん餅雑煮風の甘辛い味わいが楽しめる。和菓子店6社で販売。1個173~200円。4個セットは640円。
同プロジェクトの実行委員会は「新型コロナウイルスの感染状況も落ち着き、活気が戻ってきた。端午の節句にちまきやかしわ餅を家族そろって食べてほしい」としている。
ちまきとかしわ餅はいずれも数量限定。予約の受け付けは5月4日までで、商品の引き渡しは同1~5日。問い合わせは香川県県産品振興課〈087-832-3383〉。
(四国新聞・2024/04/13掲載)