香川県坂出市を拠点に活動する「株式劇団マエカブ」が5月25、26の両日、坂出市京町の市民ホールで舞台「円卓の騎士~嘆きの剣、祝福の鞘と」を上演する。アーサー王伝説を土台に、プロジェクションマッピングを用いた魔法の演出を取り入れるなど、ファンタジーな世界を生み出しており、子どもから大人まで楽しめる作品を届ける。


本番に向け練習に励む出演者=坂出市


 同劇団は演劇を身近に感じてもらおうと2011年に結成。20~40代の12人が所属しており、県内外で公演を重ねている。
 本公演は、どんなものでも貫く剣と全ての傷を癒やす鞘(さや)を持ち「不死王」と呼ばれたアーサー王の伝説を再構成したストーリー。騎士たちが戦うアクションシーンや笑える場面、場面転換などで登場する管楽器の生演奏が見どころ。同劇団のメンバーと他の劇団員を合わせた20~70代の計20人が出演する。
 代表の岡田敬弘さん(41)は「観劇して非日常的な体験を楽しんでほしい。幅広い年代の役者が演じる姿も見てもらえれば」と話している。
 25日午後7時、26日午後2時開演。上演時間は1時間40分程度。入場料は一般3600円(前売り3300円)ほか。26日午前10時30分からは子どもたちが泣いてもOKの「未就学児の親子限定回」を開催する。入場料は一般千円。問い合わせは株式劇団マエカブ、電話090-7572-6104。

(四国新聞・2024/04/22掲載)


株式劇団マエカブ



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